長年愛用しているラジオがある。聞きたい番組の録音や語学用に買ったやつだ。何度か棚から落とした事もある。だからなのか、予約したわけでもないのに時々、朝4時に電源が入る。周波数はNHK。ちょうどラジオ深夜便の「明日への言葉」のコーナーだ。毎回、有名無名に関わらず、素晴らしいゲストが登場し生の生きた話が聞ける大好きなコーナー。だか、4時は早すぎる。
家族の迷惑にならないよう音量は下げてはあるが、もうろうとした頭で遠く、かすかに、凄くいい話を布団の中で聞いている。だからなのか、そんなときにフッとお告げが頭に浮かぶ。今日は「まずはテメーがやるんだろ!」だった。毎回、確信をつくお告げがあるので枕元にはメモ用紙を用意して寝ている。
ジョン・J・レイティ著「GO WILD」~野生の体を取り戻せ~。の中に、睡眠は脳の休息の時間。その間外部からの情報を遮断した状態で、これまでにインプットした情報を並び替え、意味を見つけ出しているそうだ。ノーベル賞級の閃きがぐっすり眠った後に浮かぶエピソードにもちょっと共感する。
そうか!何か新しい事を始めるとき、不安が先にたち、すぐに誰かに頼ろうとする癖がどこかにある俺は。そんな真理を突いたお告げが、「まず自分が立て」だったのだろう。
この不思議なラジオ、明日も鳴るのかな?トホホ、嬉しいやら、眠いやら、ま、早起きは三文の徳と言うし、これ以上ラジオが壊れないよう大事に使いたい。