文教大学の論文

タイトルの 地域で暮らし続ける。 このフレーズが大好きです。

先日、事務所のデスクに大きめの封筒が一冊届いていました。開けてみると、中に論文が入っていました。タイトルは「糖尿病及び脂質異常の進展を防ぎ、地域で暮らし続けるための支援に関する介入研究」。「あ!出来たんだ」。これまでコツコツやってきた事がまとまり、その結果にワクワクしながらページをめくりました。

実は5年前から、恵庭市にある北海道文教大学、人間科科学部、健康栄養学科の先生と学生さんが中心になり、僕と鹿追町で内科医院を開業される宮沢先生、そしてクリニックへ通う患者さん向けに、食事指導と栄養講話ならびに運動指導を体験を通して学ぶ糖尿病教室を年3回実施してきました。

正直に言うと当初僕は、年3回程度で効果が出るのか懐疑的でした。とても継続と呼べるスパン(間隔)では無い気がしたからです。ところが論文を読み進めると、BMIや空腹時血糖、HbA1c 、TG、 LDLーc、 HDHーcが全体的に改善傾向が見られたのです。驚きました。

論文は言います。「年3回ではあるが教室を5年間行い、改善傾向が見られた事の意義は大きく、栄養と運動は治療の根幹」と締め括ります。そうなんです。そうだったんです。はじめから諦めてはいけなかったのです。しないより、少しでもちょっとでもしたほうがいいのです。例え5年で15回でも。これまでコツコツと先生や学生さんが親身になって、声をかけ、気をかけた結果が患者さんの意識を変え、その小さな努力が積み重なって結果に現れたんです。読み終えて自らの浅い判断を恥じ、初心に立ち返れました。そしてこれからやろうとしている事に間違いじゃない!という大きな力をもらった気がしました。